こんにちは、にじいるかです。

 今日は、今月初旬に投稿した初音ミクのオリジナル曲"最上級"に使用した技法の一部を記事にしました。
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[動画はこちら...↓]


 転調·変拍子·スケール等の作曲技法を意識的に利用することをコンセプトの一つにして曲を仕上げました。効果的に転調するために施した工夫を紹介します。
 (1分26秒あたりを参照)





共通音から測ってみよう!

 コード進行としてはFm(転調前の調)→Em→G#m(転調後の調)です。この転調はこの曲の中でも大胆な転調の1つです。コード中で鳴っているスケールに注目してみましょう。

FmではF G A♭ B♭ C D♭ E♭。
EmではE F# G A B C D。
G#mでは G# A# B C# D# E F# となります。

(Fm-Em間Em-G#m間のスケールの共通の音に印を付けてみました)

 Fm-Em間、Em-G#m間で共に共通音は2つです。即ち共有しない音を5つ持っています。同主調的関係でも平行調的関係でもないので、とても関係が遠い和音であると言えるのではないでしょうか。また、"各スケールの第一音が先のスケールの構成音でない音である"というというのも重要なポイントだと考えたのでそのように配置してあります。
 基本的な7つの構成音すべてを把握することで、コードの親和性を測れるのではないでしょうか。
(テンションや変異音等がある場合は、考慮すべき要素が増えると思いますが…)






新たな発見もあった!

 さて、ここまでは意識的にとった選択について述べてきたのですが再分析した結果新しい発見もありました。Fm-Em間とEm-G#m間で和音の位置関係が全く異なるのに、先のスケールとの共通音はEmでもG#mでも第3音と第6音だということです。まさかこんな共通点が出てくるとは...
 今回はすべてマイナーコード間での連結でしたが、他の旋法でも似たようなアプローチができないか今後模索してみようと思います。


 この曲では今日紹介した転調以外にも様々な技法使っています。再分析した後、またいつか紹介したいと思います。




P.S誤字を修正しました。同主張→同主調 平衡調→平行調